冬になると特に気になるガサガサ肌。乾燥しすぎないように保湿を心がけたり、肌の脂質をとりすぎないような洗顔をしたりと、頑張る時期でもありますよね。しかしその乾燥肌は、もしかしたら冷え性が一番の原因だったりするかもしれません。
なにをやってもダメな場合
基礎化粧を頑張っても、パックを毎日頑張っても、保湿が足りずにガサガサ肌であきらめがちになっていませんか? もともとの肌質のせいだとあきらめるまえに、お肌のことを考えた生活を心がけてみると、お肌に変化を与えることができるかもしれません。
ガサガサなのは、お肌が頑張っている証拠
ガサガサの乾燥肌だから肌が弱っているんだと思い、スキンケアを入念にしている人が多いかもしれません。しかしお肌がガサガサなのは、あなたの体を守っている証拠でもあるんですよ。もし冷え性で手や足など体が冷えているなら、皮膚が熱を逃がさないように守っている証拠。
冷えはお肌のツヤや潤いをなくす原因に
冷えから体を守ろうとすると、皮膚の血液の流れを減らして熱が外へ逃げないようにしています。体を守ることになりますが、そのぶん皮膚へ栄養が行き届かなくなるためツヤ、潤いといった成分がなくなり、皮脂や汗も出にくくなります。体内の温度を保つため、皮膚に影響が出ているのかも。
足りないものはなにか?
体の冷えがお肌のガサガサの原因になっているかもしれない場合、体内にしっかりとエネルギーを与えることが必要。エネルギー=油分、と考えてもよいかもしれません。冬場になると食欲が出るのも、エネルギー(油分)を体が欲しているからともいわれているほど。
油分摂取で体を温める
油分は体内で体を温めるエネルギーとなるので、油分が足りないとエネルギー不足となり体が冷えやすくなります。寒いときに食べたくなるようなものって、こってりしたものが多くなりませんか? こってり感を油分で補うことが、本当に体がよろこぶ栄養でもあります。
筋力が必要になるワケ
エネルギーは補給するだけでは意味がありません。それを発動させる筋力も必要。筋肉の細胞内にあるミトコンドリアは、エネルギーを発生させる器官です。運動をすることで増えるので、冷え性の人は運動することでエネルギーを発生させる力が増えることになります。
塩分不足に気を付ける
夏の塩分不足は注意されても、冬ってあまりききませんよね。塩自体は体を温めるミネラルです。また乾燥で体内から水分も排出されやすいため、塩分不足は肌の乾燥の原因にもなります。適度に塩分も摂取して、体内に水分を保たせる必要もあります。ただ、塩分のとりすぎでむくみの原因にならないように……。
注意すべきこと
体が冷えているのに、体を冷やすものを食べたり、冷える場所にいるのは禁物。乾燥しているのにむくみがある場合もコレが原因していることも。体を冷やしやすいくだものや砂糖菓子を食べたり、寒い場所にずっといるようなことは避けなければいけません。お腹がすいたら、栄養のあるエネルギー摂取をしておきましょう。