寒さが厳しくなるほど待ち遠しくなるのが春。しかし春が近づくと同時に、恐れている花粉症シーズンがやってきます。毎年変化がある花粉症ですが、気になるのが2016年の花粉。
今年はこんな花粉症シーズンになりそうですよ。さっそく早めの対策で症状をおさえましょう。
2016年の花粉飛散予測は?
今年の花粉飛散量は、東北~関東~北陸地方などの本州の大部分において、昨年よりも少なめとなる見込みです。しかし、近畿地方から四国、九州にかけては逆に昨年よりも花粉が増えると予想されています。とくに四国、九州北部では昨年よりも2倍にとぶ地域もあるよう。
また、天候も影響し、雨あがりの晴れの日や風が強い日はとくに花粉が多くとぶので注意。
花粉症でない人も要注意!
花粉症は症状がない人でも油断は禁物! 対策をせずに花粉を吸い続けるとある日突然、花粉症を発症する可能性もあります。それは花粉自体が原因ではなく、花粉を吸うことで体内では花粉に対抗しようとIgE抗体を作り出し、この抗体が蓄積されることで症状を引き起こすと言われています。
そのため、花粉症の人はもちろんのこと、症状がない人でもなるべく体内に花粉を入れないように工夫していく必要があります。
コーディネートに一工夫
マスク、眼鏡、帽子
外に出るときは眼鏡やマスクをすることで半分はカットできると言われています。つばが広めの帽子もおすすめ。髪の毛にも付着しやすいので、長い方は結ぶといいですね。
最近では花粉やウイルスをブロックするマスクにふりかけるスプレーや鼻に塗るクリームなどが発売され、今からインフルエンザや風邪予防とともに活躍しそうです。
光沢のある服装
ニットなどのふわっとした素材は花粉が付着しやすく室内に持ち込みやすいため、わりと光沢のあるツルツルした素材を着用することで花粉を付着しにくく、付着したとしても叩いたりパンパンすることで落とすことができます。室内へ入るときは服を叩いて花粉を落とすことをお忘れなく!
内側から花粉をブロック
不快な症状をおさえるために効果的な成分をとり入れて、内側から花粉をブロックする体つくりをしましょう。毎日の食事はもちろん、手軽にとれるサプリメントもおすすめです。
青魚
必須脂肪酸のDHAが取れるとして有名の青魚。イワシやサンマ、サバなどの青魚に含まれるDHAは生活習慣対策だけでなくアレルギーの症状緩和に役立ちます。この時期は魚中心の食生活に変えてみては? サプリメントではDHAがおすすめです。
シソ
生薬として親しまれてきた香味野菜のシソ。青ジソや赤ジソの葉に含まれるポリフェノールの一種・ロスマリン酸や実から搾った油に多く含まれるα-リノレン酸には、花粉による辛い症状をおさえる働きがあります。サプリメントではシソの葉エキスやシソの実油系がおすすめです。
甜茶
甜茶は中国では古くから健康にいいお茶として知られてきました。甜茶ポリフェノールなどの有用成分が含まれ、花粉によるダメージを遠ざけて過敏な反応を和らげる効果があります。自然な甘みなのでティータイムにも。サプリメントでは甜茶がおすすめです。
まとめ
今年の花粉ピークは3月で4月いっぱい油断は禁物。待ちに待った春にムズムズ……クシュン……さらには肌荒れ……なんてことにならぬよう、今から早めの対策をはじめ、スッキリ春をむかえましょう。