夏が頭皮におよぼす3大影響は「紫外線・気温(暑さ)・ストレス」。これらは頭皮を固くしたり乾燥させたり、老化を加速させる原因になります。頭皮が老化することで、髪のパサつきや抜け毛はもちろん、頭皮と皮一枚で繋がっている顔のたるみ、顔色のくすみなどさまざまなトラブルが……。秋になるころにハリコシのない髪・抜け毛・たるみにならぬよう、夏に起こりがちな頭皮トラブルを知り、改善を目指していきましょう。
夏の頭皮トラブルと改善法!
頭皮の色のくすみ
健康な頭皮は、表面の下にあるたくさんの静脈の色が透けるので青白く見えます。ところが表面に皮脂や汚れがこびりついているとそれが酸化して黄色く見えます。その場合は、頭皮クレンジングやスカルプシャンプーで指の腹を使ってやさしくもみ込むように皮脂や汚れをオフしてあげます。また、血流が滞っていたり炎症があると赤みがかって見えることも。シャンプー中の頭皮マッサージやドライヤー中にブラッシングなどを用いて頭皮の血流をよくしましょう。さっそく頭皮の色を鏡で確認してみて!
頭皮の乾燥
頭皮だって立派な肌の一部。紫外線や間違ったヘアケアを続けることで乾燥し、かゆみやフケが出てしまったり、健康な髪が育たなくなります。根元のケアも大切ですが、根本的な髪のスタート地点である頭皮もしっかりとお手入れをしてあげることが大切。顔に化粧水をつけるのが当たり前ように、本来なら髪にも頭皮エッセンスを当たり前のようにつけて欲しいもの。頭皮にうるおいを与えましょう。
頭皮が固い
耳より上には筋肉がありません。頭皮のすぐ下には帽状腱膜という膜があるだけなので、マッサージなどのケアをしないと血流が悪化。頭皮が固いと健康な髪が生えにくく、おでこ・フェイスライン、または顔全体のたるみなどで見た目年齢も老けて見えます。頭皮の固さの目安はこめかみを触ったときのやわらかさが理想。それより固い方は、頭皮マッサージやブラッシングなどのお手入れでやわらかな頭皮を目指して!
頭皮のムレ・におい
髪の毛があるためとくに女性は頭皮に空気がこもりがち。ムレた空気はニオイが発生したりかゆみの原因に。とくに気温と湿気が高い夏は頭皮をきちんと乾かすことが重要なポイント。夏は暑いからといって半乾きや濡れたまま寝るなんて汚髪まっしぐらです。これを機に正しいドライヤーの使い方をおさらいするのもいいですね。
毛穴の詰まり
顔と比べると頭皮の皮脂腺の数はなんと2~3倍! サイズも約7倍のため、皮脂がたっぷり分泌します。しかし髪の毛ばかりに集中して洗うことで頭皮を正しく洗えず、毛穴に皮脂が詰まって酸化している方が多いのです。放置することでハリやコシのない弱い髪の原因になります。シャンプー前にブラッシングをしてあらかじめ頭皮の汚れを浮かせたり、頭皮の皮脂を浮かせる洗い方(5本の指の腹を使って軽やかにこまかくワサワサと動かす)を取り入れてスッキリ毛穴を目指しましょう。
まとめ
頭皮も夏の暑さにダメージを受けています。顔と同じように頭皮のケアも毎日おこなう習慣をつけましょう。健康な頭皮は髪だけでなく顔色まで明るくなりますよ。