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「自分には関係ない」は勘違い!! 若くても健診を受けるべき3つの理由

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こんにちは、保健師のわたげとです。スポーツ選手や有名人ががんになって手術を受けたというニュースを見たりして、がん検診を受けなきゃと思った方は多いと思います。しかし普段から「健診」を意識している方は少ないのではないでしょうか。生活習慣病は放っておくとどんどん大変なことになる病気。予防できるものは今のうちに予防を始めましょう!

食生活と運動不足、いちばんやばいのは若年層!

メタボなお腹でっぷりのおじさんより、高血圧でお薬を飲んでいるおじいちゃんより……10~30歳代の生活が心配です。子どもの頃家で和食が当たり前だったアラフォー以上の世代では、なんだかんだ言っても一日三食バランスのとれた食事が好まれます。それに対して、幼少期からファストフード、冷凍食品、また好きなものをどうぞで育ってきた若年世代では、食事の基本的な知識と経験が不足しています。おばあちゃんの知恵的な「体にいい」の根本的な基準がないのです。
ローカロリー食で痩せすぎて超貧血、体は戦後レベルに飢えているのに気づいていない人、買い食いオンリーで体脂肪が40%越えちゃっている人……。いろんな方を目にしますが、自分なりに体に気を遣っていても、体の中身がどんな状態かは知らない方がほとんどです。
昨年度、健診に来た若年者に行ったインタビューでは「運動不足をどうにかしたい」という声が多くきかれました。国の調査で、座ったり寝転んだりしている時間はすべての年代の中で20、30歳代女性がもっとも長くなっています。運動習慣がある人も30歳代女性が一番少ない。学生時代は運動をしていたのに、就職したらまったく動かなくなったなあという方も多いのではないでしょうか。
食事も運動もこんな状態ですから、若い世代の健康が危機をむかえていることは一目瞭然。放っておいてはいけませんね!

▽ 参考: 一般社団法人 日本生活習慣病予防協会 H25年度国民健康・栄養調査

その生活、子ども世代にも影響大

自分だけにとどまらないのが生活習慣病。特に母親の生活習慣は子どもに引き継がれます。親が夜食をとると、子どもも食べる。親が夜ふかしすれば子どもも夜ふかし。親との生活はその後一生の子どもの生活習慣を作ります。自分ひとりの問題ではないと思って、早めに生活を見直すことが必要です。

▽ 参考: 富山大学大学院・医学薬学研究部 疫学・健康政策学講座 富山スタディ「小児の生活習慣と健康」

生活習慣病は症状がない!

なんともないから元気だよ、というのはまったくのうそ。生活習慣病は倒れるまで症状がないといっても言い過ぎではありません。高血圧・糖尿病・脂質異常症のすべての数値がガンガンに悪くても、まったく症状がなく気づかず元気に仕事をしている方も多くおられます。動脈硬化が音もなく進み、脳や心臓の太い血管がつまり倒れてしまってから……では遅いのです。自分の体の中身は血液検査をしないと分かりません。
実際に若い人が健診を受けても、異常がある人なんて少ないんじゃない? と思われるかもしれませんね。しかし、筆者がお世話になっている自治体では20、30歳代の健診受診者のうち異常なしは約4割、何らかの異常があり「生活改善が必要」が約35%、残りの約25%は「早めに病院に行ってください」という結果でした。
職場健診やお住まいの地域で若年者健診がある場合は、ぜひそちらを活用しましょう。年一回は検診を受けて体の中身をチェックしましょう。検診を受ける機会のない方や職場健診に血液検査がない場合は、献血という選択肢もあります。肝臓・貧血・脂質・糖尿病と、かなり網羅した検査結果を返してくれます。輸血が必要な方のためにもなりますので、献血可能な方は試してみてくださいね。

▽ 参考: 日本赤十字社 生化学検査項目

まとめ

自分が「生活改善が必要」群なのか、「病院に行ってください」群なのか、気になってきましたか? かくいう筆者も「生活改善が必要」通知を毎年もらっています。一緒に頑張りましょう!!


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