こんにちは、保健師のわたげとです。乾燥した空気が唇に痛い季節ですね。皆さんぷるぷる唇を守るために、日々血のにじむような努力をされていると思います。筆者も先日風邪をひいて、唇が未だかつてないレベルで荒れました。ただのリップクリームじゃだめ! そんなときに試してほしいものを集めてみました。
まず、唇が荒れる原因をチェック
1) 乾燥(唇を舐める癖がある、口呼吸している、保湿するとましになる)
2) 唇への刺激(飲食物・化粧品・唾液・歯磨き粉・リップクリーム、触りすぎ)
3) アトピー性(夏でも荒れる、色素沈着がある)
4) 体調がよくない(風邪をひいている、ビタミン不足など)
筆者の場合は4)だったので風邪が治ったら唇もキレイになりました。あなたはどうですか? もし2)だった方は、刺激になるようなものが唇についたらすぐ濡らしたティッシュなどでやさしくぽんぽんと拭きとってから保湿するようにしましょう。
いろいろなリップクリームが市販されていますが、リップクリームにはたくさんの添加物が含まれています。一概に悪いというわけではありませんが、体質に合わないため荒れてしまう方もいます。リップクリームを使ってもキレイにならないなあという方はほかのものを試してみることをおススメします。
1. はちみつ
とろーりおいしいはちみつ! はちみつは水分が少なく、保湿力がとても高いという特徴があります。また、ビタミンやナイアシンなど荒れた粘膜の回復に役立つ成分も含まれています。
はちみつは主にパックとして使いましょう。はちみつ単体で使ってもいいですが、ワセリンを1:1で混ぜても効果的です。唇に適量を塗りラップで覆って10分程置いたら、ティッシュで軽くおさえ、仕上げに少量はちみつを塗って保湿します。どうしても舐めてしまう場合や合わないと感じた場合は逆効果なので、中止してください。
唇に塗るはちみつを選ぶさいには注意があります。市販されているはちみつの原材料をよーく見てみてください、なんと「はちみつ」より「水あめ」が多いものもあるのです。可能ならはちみつ100%のもの、できるだけ添加物の少ないものがよいでしょう。
2. ワセリン
ワセリンには、皮膚を保護し水分の蒸発を防ぐ効能があります。全身に使えますが、とくに刺激に弱い粘膜である唇にもおすすめです。軟膏類のベースとして用いられています。アトピーの赤ちゃんから乾燥肌のおじいちゃんまで処方されるものなので、安心して使えますね。
ワセリンを塗るタイミングは食後、唇を拭きとってからがいいでしょう。唇を拭くときはティッシュでごしごし擦るのは避けて、濡らしたティッシュかハンカチでそっと押さえるようにしましょう。また、手を清潔にしてから塗るようにしましょう。ワセリンにもいくつか種類がありますが、白色ワセリンという薬局で市販されているものがいいでしょう。黄色ワセリンは海外で作られたものでお安いのですが、白色ワセリンより精製度が低く人によっては肌荒れを起こすこともあるので唇にはおすすめしません。
3. 医薬品のリップクリーム
資生堂のモアリップが有名ですが、そのほかにもいろいろなメーカーから医薬品のリップクリームが売られています。抗炎症成分やビタミンが配合されているものが多いので、体調不良から唇が荒れている方やアレルギー体質ではない方は試してみてもいいと思います。薬剤師さんのいるドラッグストアで相談してみると、体質に合ったものを選んでくれますので、声をかけてみましょう。
ぷるぷる唇は女性から見ても美しさの象徴。冬の荒れやすい唇に低刺激のケアをしてあげましょう!
▽ 参考:はちみつマニア 蜂蜜の効能・料理・選び方