仲の良いカップルを見ると「なんだか、2人、似てるな~」と思うことってありますよね。類は友を呼ぶという言葉のように、趣味や環境、価値観などが似ていると2人の距離が急接近する……。誰でも1度は経験したことがあるのではないでしょうか?
自分と似た人を好きになってしまうもの!?
例えば「同じ大学を出ていた」「地元が近い」など共通点が分かったとき、なんだか相手に対して親近感を持つのは当然。心理学では類似性の法則といわれていて、似たもの同士は惹かれあうものなのです。恋人だって同じこと、アメリカの心理学者によると「身体的な魅力が自分に似たパートナーを選ぶ」傾向があるという調査結果もあるそう。
誰だって「イケメン」に憧れますが、実際には「彼と釣り合わない」「拒否されるはず」と自分より魅力的な異性を避ける傾向があるのです。結果、お互いが似ている相手を選ぶことが多いといわれています。
相手の行動を真似るだけで、好感度が倍増!
似たもの同士が惹かれあう類似性の法則ですが「自分の態度と似ている相手」にも好意を感じるといわれています。自分の行動と似ていると、相手の行動も想像しやすいし、言い合いやケンカも少なくて仲良くできる……と無意識に思うのです。
そこで、相手を真似る「ミラーリング」という心理テクを使って、ぐっと距離を縮める方法をご紹介します!
心理テクで使える「ミラーリング」って何?
ミラーリングとは、意識して相手の行動や声のトーンなどを鏡にうつるように真似する方法です。相手がほおづえをついたら自分もつく、ゆっくりした口調なら自分もゆっくり話をするなど、相手の行動を真似する作戦です。
短時間のうちに打ち解けて、昔から知り合いだったかのような親しい雰囲気が生まれるといわれています!
1: 動作を真似してみよう!
相手がコーヒーを飲んだら、自分も飲む。相手が足を組んだら自分も組む。など動作をさりげなく真似してみます。
2: 声のトーンや速さを真似る!
相手が早口なら、いつもより早い口調で。声が低い人なら、自分も少し声のトーンを下げてみるなど。話し方を真似します。
3: 会話の調子を真似してみる!
その人によって会話のテンポって違うものですよね。ゆっくり話す人には、こちらもゆっくり。トントンとリズミカルに話す人なら、こちらもそのリズムに合わせる。会話のテンポが合えばバッチリです。
ミラーリングはこっそり実践が大事
ただし、あからさまに相手の真似をすると不快に感じさせてしまうことも。あくまでもさりげなく、相手に気づかれないように真似することがコツです。また毎回真似をしているとバレてしまうこともあるので、動作の2割を真似するなどの工夫も大切です。まずはこっそり動作を真似ることから始めてみましょう!